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2022年07月04日 [船の豆知識]

ジブリ映画にも登場する船の通信手段【国際信号旗】

はじめに



前回紹介したUWの国際信号旗。見てくれましたか?UW
この旗を見て、「なんか見たことある〜〜」と感じた方も多かったのではないでしょうか。この2つの旗、ジブリ映画の「コクリコ坂から」に登場していたんです。…というわけで、今回は映画と船の通信にまつわるお話です💁‍♀️コクリコ


映画「コクリコ坂から」にも登場する国際信号旗



まずはざっくり復習からスタートです。

国際信号旗は40種類のアルファベットや数字旗から成る世界共通の通信手段。それぞれ1枚ずつに意味があり、例に挙げたUWはそれぞれ「U:あなたは危険に向かっている」「W:私は医療の援助が欲しい」を意味しています。この国際信号旗を2枚、3枚と組み合わせて色々なメッセージを伝えています。イラスト 国際信号旗 アルファベット

そして、ジブリ映画「コクリコ坂から」の主人公の海が毎朝掲げていたのが、UWの2枚を組み合わせた「安全な航行を祈る」なんです。コクリコ旗

映画は2011年頃公開されたものですが、映画制作中にはスタジオジブリの屋上にもUWの旗が掲げられていたとか。そう聞いたら、もう一度見てみたくなりませんか❓

わたしたちポートサービスのオフィスがある横浜が舞台になった映画でもあります。映画公開当時はUWの旗が町中に溢れていたそうです。横浜旗

旗のほかにも映画に登場する通信手段



そして、ジブリ好きの方ならもう気づきかもしれませんが、ジブリ映画にはほかにも船にまつわるシーンが登場するものがいくつかあります。なんだと思いますか❓


ジブリ、船と言えば……そう! 「崖の上のポニョ」
ポニョ
主人公の宗介が海上の船に向けて、カシャカシャと発行信号を送っているシーン、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?発光信号(モールス信号)は船同士の通信や海難事故の救助信号として使われるものです。ポニョ

モールス信号は、アルファベットや数字が点とダッシュで表されており、それぞれ単音と長音の組み合わせを信号や発光の抑揚を用いて通信します。
(いつかブログでも紹介するかもしれませんね😁)

大人でも覚えるのが大変であろうモールス信号を、5歳の主人公 宗介が高速でやりとりするシーンが印象的でした。モールス信号でどんなやりとりをしていたかは、映画を見てのお楽しみ🎵



さらに時代はさかのぼって、1992年に公開された「紅の豚」紅の豚
こちらの映画にも飛行艇からライトで信号を送るシーンが登場します。こちらも使われていたのはモールス信号です。物語の舞台は1920年代、第一次世界大戦後のイタリア。まだ通信手段が十分に発達していない20世紀初頭から1970年代頃までの数十年に渡り、船陸間通信の中心はモールス信号が担っていました。

紅の豚飛行機

おわりに



今回のブログでは映画を通じて国際信号旗モールス信号を紹介しました。
「あ〜、なんとなく思い出した」という方も、「もう知っているよ〜」というジブリ映画大好きな方も、通信手段の知識を深めてから見ると、もっと楽しめるかもしれませんね🎵今回登場した3作品のほかにも、ジブリ映画には船で使われている通信手段が登場しているそうです。どの作品に登場するかご存じの映画ツウの方、ぜひポートサービスのDMまでご一報ください😊

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

公式Instagramでは交通船や横浜の魅力を発信中!


資料引用
『コクリコ坂から』の舞台、横浜を巡る 〜映画モデルとなった山手散策〜 [横浜の観光・旅行] All About
崖の上のポニョのモールス信号を解読!物語の意味について解説! | 漫画やアニメに興味津々♪モールス信号変換・モールス信号解読 | Morse Decoder

ブログ内の写真はスタジオジブリのホームページより転載しています。
スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

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