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【安全への取り組み】ヒヤリハット研修を実施しました
いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。
8月下旬、ポートサービス交通船部の事務所にて、船長・船員、陸上勤務社員が一堂に会し、ヒヤリハット研修を行いました。
今回の研修の目的は、「事故を未然に防ぐ」こと、そして「社内の安全意識を向上させる」こと。
船舶の事故事例や、過去に社内で発生したヒヤリハット事例をもとに、日々の業務に潜む危険について考えました。今回は、その研修の様子をご紹介します。
職場の安全を考える「ヒヤリハット」とは?
「ヒヤリハット」とは、事故にはならなかったものの、仕事中に「ヒヤリとした」「ハッとした」と感じた出来事のことです。
たとえば、作業中に「もう少しでぶつかりそうだった」「足を滑らせそうになった」「確認を忘れそうになった」など。結果的には事故にならなかったものの、一歩間違えば事故につながっていたかもしれない出来事です。
こうした経験は、その場では「何事もなくてよかった」と終わってしまいがちです。しかし、そこには事故につながる可能性のある危険が隠れているかもしれません。
だからこそ、ヒヤリハットを「事故にならなかったから大丈夫」と片付けるのではなく、情報として共有し、原因や対策を考えることが大切です。
「1:29:300」から考えるヒヤリハット
研修の冒頭では、事故の発生には、その前段階となる小さな兆候が数多く存在することを示した「ハインリッヒの法則」について説明がありました。
ハインリッヒの法則では、1件の重大な事故の背景には、29件の軽微な事故、そしてけがには至らなかった300件の出来事――いわゆる「ヒヤリハット」が存在するとされています。

▲出典:Wikipedia「ハインリッヒの法則」1件の重大事故の下には、29件の軽微な事故と300件のヒヤリハットがある
つまり、重大な事故だけに目を向けるのではなく、その手前にある小さな気づきを見逃さないこと。
- 「ヒヤリとした」
- 「危ないと感じた」
- 「一歩間違えば事故になっていた」
──こうした小さな気づきに目を向けることが、重大な事故の防止につながります。
研修では、この法則を踏まえ、日々の業務の中に潜む危険に気づき、積極的に共有することの大切さを確認しました。そのためにも、社内でのヒヤリハット情報の収集や、改善提案書の提出を積極的に行うことが重要です。
そして、せっかく寄せられた気づきを一人だけの経験で終わらせず、社内で共有しやすい環境をつくることも欠かせません。
過去の事例から、事故の可能性と対策を考える
続いて、過去に社内で発生したヒヤリハット事例を取り上げ、参加者全員で内容を読み合わせました。
それぞれの事例について、次の3点を一つひとつ確認していきます。
- ✅ どのような事故につながる可能性があったのか
- ✅ なぜ、そのような状況が発生したのか
- ✅ 事故を防ぐためには、どのような対策が必要なのか
実際に起きた事例をもとに考えることで、普段の業務では見落としがちな潜在的なリスクを、具体的にイメージする機会となりました。
また、同じ事例を見ても、立場や経験によって気づくポイントが異なることがあります。船の現場で働く船長・船員だけでなく、陸上勤務の社員も一緒に考えることで、それぞれの立場から危険について意見を出し合い、情報を共有することができます。
こうした機会を重ねることも、社内全体で安全について考えるうえで大切な取り組みの一つです。
気づく → 共有する → 考える → 改善する
この繰り返しが、安全な業務につながっていきます。
おわりに
研修の最後には、参加者からもさまざまな気づきや意見が出され、活発な意見交換が行われました。
今回の研修を通じて、日々の業務に潜むリスクについて改めて考えるとともに、小さな気づきを共有し、改善につなげることの大切さを確認する機会となりました。
──「あのときヒヤリとした」
──「少し危ないと感じた」
そんな小さな気づきこそ、重大な事故を防ぐための大切な一歩です。
これからも、気づいたことを言い合える職場づくりに努め、安全な業務の積み重ねを大切にしながら、事故の未然防止に取り組んでまいります。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。





