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【国際信号旗】船の“言葉”を旗で伝える世界共通の通信手段

はじめに


いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。

港や海の上で、カラフルな旗を掲げている船を見かけたことはありませんか?
一見すると飾りのように見えるその旗には、大切な「メッセージ」が込められています。

今回は、世界共通の通信手段「国際信号旗」についてご紹介します。

▲パイロット旗「H」を掲げて出航していく船

船の共通言語「国際信号旗」とは?


電波や通信機器がなかった時代、船同士で情報をやり取りするために“旗”が使われてきました。
これが「国際信号旗」と呼ばれる、世界共通の通信手段です。
国際信号旗は、アルファベット26枚・数字旗10枚・代表旗3枚・回答旗1枚の合計40枚でできています。

国際信号旗1
国際信号旗2▲国際信号旗の種類

旗には単独で意味を持つものもあれば、組み合わせて使うものもあります。
たとえば――

A旗(アルファ):「潜水夫がいる。近づくな」
B旗(ブラボー):「危険物を積載中」
O旗(オスカー):「人が海に落ちた」
U旗(ユニフォーム):「あなたの進路は危険に向かっている」

さらに、2枚や3枚の組み合わせでメッセージを伝えることもあります。
たとえば「UW」は「安全な航海をお祈りします」という意味です。

国際信号旗は、遭難信号や航行の意図表示、挨拶やお祝いなど、さまざまなやり取りに使われています。
安全な公開を祈る▲手前:上U旗 下W旗

H旗(赤と白の縦二分割)


港に出入りする大型船は、必ずパイロット(水先案内人)を乗せて安全に航行します。
その目印となるのがH旗で、港湾関係者にとっては“パイロット船の証”とも言える存在です。ポートサービスのボートも、パイロットを大型船に送迎する際に、「この船にはパイロット(水先案内人)が乗船中である」の意味を持つH旗を掲げています。(冒頭の写真参照)

N旗(青と白の格子柄)


一方、N旗は「いいえ」や「否定」の意味を持つ信号旗ですが、
係留時や停泊場所の目印として使われることがあります。
N旗▲本船が停泊する目印として岸壁にN旗が掲げられる

特別な日に掲げる「満船飾(まんせんしょく)」


祝祭日や進水式などの特別な日には、船全体を彩る満船飾(まんせんしょく)が行われます。
風を受けてたなびく色とりどりの旗は、港の雰囲気を一気に華やかにしてくれます。
満船飾

おわりに


船の旗は、見た目の美しさだけでなく、安全運航とコミュニケーションを支える大切な役割を持っています。次に港で船を見かけたら、どんな旗が掲げられているか、ぜひ注目してみてください☺️

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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参考文献

国際信号旗 Wikipedia
かいほ118クラブ
イラスト引用元 イラストAC
写真引用元 写真AC

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