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2025年11月18日 [横浜の通船・ラインボート ]

港で活躍する“はたらく船”とは?通船・つなとり・警戒船の役割を解説

はじめに


いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。
私たち株式会社ポートサービスは、1953年の設立以来、通船事業を通して東京湾に入出港する船舶のサポートを続けてきました。

「通船ってどんな仕事?」
「作業船ってどんな役割を担っているの?」
そんな疑問をお持ちの方のために、今回は港で活躍する小型船舶──“はたらく船”たちの仕事をわかりやすくご紹介します。
大桟橋営業所から

はたらく船ってどんなことをしているの?


株式会社ポートサービスでは、通船、繋離船(ラインボート)、警戒船など、さまざまな小型船舶による業務を行っています。
11隻の船それぞれが特性を活かし、港での作業や大型船の入出港を支えています。
これまでにも、YouTubeやInstagram、そしてこのブログで、“はたらく船”の活躍を紹介してきました。
ではここからは、港で小型船舶がどのような役割を果たしているのか、具体的に見ていきましょう。

港で活躍する小型船舶──“はたらく船”の3つの役割



@通船業務──送迎


通船は、港に停泊している船と陸とをつなぐ“海上の交通手段”です。
船の入出港をサポートするパイロット(水先案内人)※や東京湾に錨泊している船舶の乗組員、病気、ケガ人の収容など、さなざまな場面で港の安全を支えています。
時には強風や波の中での接舷もあり、正確な操船とチームワークが求められます。
※パイロット(水先案内人):各港や水域の特性を熟知し、本船に乗り込んで船長を補佐しながら、安全な航行を導く専門家。
接舷▲大型船に接舷して、お客様を安全に送迎する

A繋離業務(つなとり)


つなとり(繋離業務)とは、船が港に着いたり出発したりするときに行う係留ロープの受け渡し作業のことをいいます。
岸壁に船を固定するための“ロープをつなぐ”のが「つなとり」、離れるときに“ロープを外す”のが「つな放し」。
港では、こうした繋離船(ラインボート)の活躍が大型船の安全な入出港を支えています。
つなとり▲大型船から係留ロープを受け取る

B警戒業務


港では、工事や花火大会などのイベントが行われる際に、警戒船が配置されます。
警戒船は、作業エリアへの侵入を防いだり、周囲を航行する船が安全に通れるように海の上の安全を見守る役割を担っています。
警戒▲港湾工事で警戒作業にあたる「あさひ」

おわりに


今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
通船やつなとり、警戒船といった小型船舶は、港の安全と作業の円滑な進行を支える“縁の下の力持ち”です。
次回は通船の安全運航を支えている「配船オペレーター」の仕事について、詳しくご紹介します。

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