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2026年02月17日 [船の豆知識]

編み物と海の意外な関係?|フィッシャーマンズセーターとその歴史

はじめに


いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。

立春が過ぎても、まだまだ寒い日が続いていますね。ところで、冬の防寒着として、欠かせないのがセーター。港や街中でもセーター姿を目にしない日はありません。
実はこのセーター、海や船の世界とも深い関わりがあるってご存知ですか?

今回のブログでは、海とセーターの意外な繋がりをご紹介したいと思います。

セーター模様

セーターの起源


私たちが日常的に着ているセーターのルーツは、ノルマン人がイスラムから学んだ手芸技術がイギリス海峡に位置するチャンネル諸島の島々に伝わったことが始まりとされています。船にも歴史があるように、セーターも歴史が長いのですね。

中でも有名なのが、ガンジー島やジャージー島。

その島の名前を冠したガンジーセーター(各家庭ごとに異なる編み模様を施した高密度のセーター)、ジャージー(薄くて伸縮性がある天竺編みの生地)など、現在でも被服製品の名称として残っています。

ガンジー島

セーターと海のつながり


もともと、セーターは、寒さの厳しい海で働く人々の作業着として発展してきた衣服です。とくに漁師たちの作業着として用いられたことから、「フィッシャーマンズセーター」とも呼ばれています。

海の上という過酷な環境の中で、防寒性と耐久性は欠かせない要素。素材には羊の脂(ラノリン)を残したままの原毛を使ったり、明かりの少ない夜の船上でも、迷わずにすぐ着られるように前後の区別なく編まれていたり──。生きるための機能美が、セーターの魅力をさらに深めていきました。

かつては各家庭で手編みされていたセーターも、機械編みの普及とともに、広く一般に定着。今では冬のファッションに欠かせない定番アイテムとなりました。

編み模様に込められた願い


立体的な編み模様はフィッシャーマンズセーターなどの伝統的なセーターに見られる特徴の一つです。

縄のようなケーブル模様や凹凸のある幾何学模様。これらには、日々の安全や豊漁、家族への願いが込められているそうです。
また、一説には万が一、海で遭難してしまった際にその模様を見てどこの誰であるかを識別する「家紋」のような役割も果たしていたと言われています。

おわりに


セーターについて書かれた文献を読んでいると、“海へ出る男性のために家族の女性が編んだ”という話が多く語られています。一方で、“はたらく船”の現場で船員さんのロープ捌きを見ていると、こんなことをふと思いました。

長い時間を船の上で過ごした昔の漁師さんたちも、もしかしたら編み物をしていたかもしれない…と。

というのも、船員さんの華麗なロープワークを見ていると、「編み物も得意そうだな」と感じることがあるからです。

ロープを結ぶ、毛糸を編む──作業は違っても、どこか通じる感覚がありそうです☺️

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。


▲船員さんの華麗な手捌きによるロープワークはこちらから💁‍♀️

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資料引用
Knittingbird
Wikipedia セーター
Wikipedia チャンネル諸島

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