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船の灯火の種類を解説!夜の海で赤・緑・白の光が示す意味とは

はじめに


いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。
夜の海を眺めていると、遠くにぽつりと光る赤や緑、白の灯りに気づくことがあります。夜の海を航行する船には、こうした灯り(灯火)がいくつもついていて、船の位置や進行方向を知らせる、とても大切な“サイン”です。
今回は、その中でも特に代表的な3種類の灯りについて、わかりやすくご紹介します。
夜作業

灯火の種類


船の灯火は、海上衝突予防法によって国際的に統一されたルールで定められています。そのため、日本の船も外国の船も、同じ色・同じ位置で灯火を表示しています。

@ マスト灯(白色)



  • 🔹船の高いマストに取り付けられ、前方から横に向かって光を放つ白い灯り

  • 🔹大型船(50m以上)では前後2か所につき、前の灯が少し低めに設置

  • 🔹2つの灯りの位置や間隔で、船がどの方向を向いているかがわかる



💡ポイント:マスト灯はヘッドライトのように前を照らすものではなく、「こちらに船がいるよ」と知らせるための灯りです。


マスト灯▲マスト灯の射光範囲(出典:国土交通省 海難審判所)


A 舷灯(左右の色で方向を伝える)



  • 右舷(みぎ)…

  • 左舷(ひだり)…


マスト灯より少し低めに設置され、灯りの色で相手船の向きを判断します。
灯火赤緑▲舷灯の射光範囲(出典:国土交通省 海難審判所

夜の海でこの2色を見ると、船がどちらの方向を向いているか一目でわかります。

例:前方に赤い灯りが見えたら、相手船の左舷側を見ている=右から左へ横切っている、という意味です。

右からくる船
左からくる船


B 船尾灯(白色)



  • 🔹船の後ろに付く白い灯り

  • 🔹後方135度を照らし、後ろから来る船に「船尾はこちら」と知らせる

  • 🔹マスト灯と同じ白色なので、見分けるには舷灯や灯りの位置、船体の形なども合わせて判断


船尾灯▲船尾灯の射光範囲(出典:国土交通省 海難審判所)

このルールによって、夜の航行中でも安全に船同士がすれ違うことができます。


おわりに


白・赤・緑の灯りを見るだけで、船の進行方向や動きがわかります。
夜の海で灯火を見かけたら、「どんな動きをしているのかな?」と観察してみると、ちょっと楽しいかもしれません。今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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参考文献

国土交通省 海難審判所:夜の航海 船の灯火 (その1)
海上衝突予防法施行規則(昭和五十二年運輸省令第十九号)第9条

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