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【夏の海】着ているだけでは不十分?プロに学ぶライフジャケット「正しい着け方」3つのポイント
夏本番、海のレジャーが楽しい季節になりました🌊 以前の記事でライフジャケットの大切さをご紹介しましたが、実は「着ていたのに上手く機能しなかった」というケースがあるのをご存じでしょうか。
今回は、毎日ライフジャケットを着用して働く私たちの現場目線で、「正しい着け方」と点検のポイントをお話しします。

▲ライフジャケットを着用した落水訓練の様子
なぜ「着ていたのに」が起きるの?
ライフジャケットが本来の力を発揮できない原因は、主にこの3つです。
- 👉ベルトが緩んでいる
- 👉股ベルトを着けていない
- 👉体格に合っていないサイズを着ている
緩んだライフジャケットは、例えるなら大きすぎる浮き輪のようなもの。落水した瞬間にジャケットだけがスポッと浮き上がり、肝心の体は沈んでしまうことがあります。特にお子さんは、体重に合ったサイズ選びがとても大切です。
正しい着け方 3つのポイント
ここからは、ライフジャケットが本来の力を発揮できない原因を踏まえて、着用時に意識すると良いことを3つご紹介します。これらを意識するだけで、いざという時の安心感が大きく変わります。
- @ 体格に合ったサイズを選ぶ(小児用は体重別)
- A ベルトとバックルをしっかり締める
- B 股ベルトを必ず着ける(ジャケットのすり抜けを防ぐ命綱)
ライフジャケットの形状によってはショルダーベルトや股ベルトがない場合もあります。お使いのライフジャケットの取扱説明書をご確認ください。
着け終わったら、両肩の部分を持って真上に引き上げてみてください。ジャケットだけがスポッと抜けそうになったらNGサイン。ベルトをしっかり締め直しましょう。
膨張式は「点検」が命
釣りなどのレジャーでも人気の膨張式ライフジャケット。コンパクトで動きやすい反面、きちんと整備されていて初めて機能するという特徴があります。
- ✅ガスボンベ・カートリッジが正しく装着されているか
- ✅ボンベやカートリッジの使用期限は切れていないか
- ✅生地に傷みや破れがないか
「落水から8〜10秒で膨らむ」とされる膨張式ですが、それは日ごろの点検があってこそ。シーズン前に一度、確認してみてください。

▲ ポートサービスで使用している膨張式ライフジャケット
それでも、もしもの時は「浮いて待て」と118番
海上保安庁によると、ライフジャケット着用者の海中転落時の生存率は非着用の約2倍。令和7年のマリンレジャーに伴う事故では、206人もの方が亡くなったり行方不明になったりしています(前年比17人増)。
もしも海に落ちてしまったら、慌てて泳ごうとせず、ライフジャケットの浮力にまかせて「浮いて待つ」こと。性能基準をクリアしたライフジャケットであれば、万が一落水した場合でも必要な浮力が確保されています。
そして海の事故を見かけたら、迷わず海の緊急通報ダイヤル「118番」へ。正しく着けて備える、いざという時は118番。この二段構えを、ぜひ覚えておいてください。

▲出典:海上保安庁ホームページ
おわりに
ライフジャケットは「着ること」がゴールではなく、「正しく着ること」がスタートです。サイズ・ベルト・股ベルトの3つのポイント、そして日ごろの点検。ほんの少しの意識が、大切な命を守ります。この夏、海へ出かける前に、ぜひ思い出してみてください⚓
参考文献
※ライフジャケットは水上バイクや小型船舶など用途によって使用できる種類が異なります。桜マーク(型式承認品)の有無もあわせてご確認ください。






