[横浜の通船・ラインボート ]
2026年04月21日
船酔いの原因と対策|船員が実践するリアルな対処法とは?
はじめに
今年もいよいよ行楽シーズンがやってきました。ゴールデンウィークのお出かけに、心躍らせている方も多いのではないでしょうか。
乗り物に乗る機会が増えるこの季節、「船に乗るのは好きだけど、酔ってしまうのが心配…」という声を耳にすることがあります。
そこで今回は、船酔いのしくみや基本の対策に加えて、移動中に取り入れやすいおやつ・飲み物の情報、さらに船員さんに聞いたリアルな対策まで、まとめてご紹介します!
どうして船酔いが起きるの?
船酔いは「乗り物酔い」のひとつで、耳の奥にある三半規管※と、目から入る視覚情報のズレによって起こるといわれています。
三半規管:内耳にある器官で、体の回転や傾きを感知する役割を持つ。
体は揺れを感じているのに、目に映る景色はあまり動いていない──このようなときに脳が混乱してしまい、吐き気やめまい、頭痛などの症状として現れます。
特に船は、波の状況によって不規則な揺れが続くことがあるため、酔いを感じやすい乗り物のひとつとされています。
乗る前にできること|事前の対策3つ
乗船前のちょっとした準備で、船酔いのしやすさは変わることがあります。
まず、酔い止め薬を服用する場合は、乗船の30分〜1時間前が目安です。種類によって服用のタイミングが異なるため、パッケージの説明をよく確認してみてください。
次に、しっかりと睡眠をとることも大切です。睡眠不足は酔いやすさに影響するといわれているため、前日はゆっくり休むようにしましょう。
食事については、空腹すぎても満腹すぎても酔いやすくなるといわれています。脂っこいものやアルコールは避けて、乗船前は軽めの食事を心がけるのがおすすめです。
乗っているあいだに意識したいこと
乗船中も、少し意識するだけで体への負担を減らすことができます。
まず、遠くの水平線を眺めることが効果的です。目と体の感覚をできるだけ一致させることで、脳の混乱を和らげることができます。船室の中にいるよりも、外の景色を見渡せる場所に出るほうがよいといわれています。
また、揺れにくい場所や風通しの良い場所に移動するのもひとつの手です。一般的に、船の中央付近は、揺れを感じにくいとされています。
気分が悪くなりはじめたと感じたら、手首の内側にある内関(ないかん)※というツボを押してみるのもよいかもしれません。
内関:手首の付け根から指3本分ほど肘側にあるツボ。乗り物酔いや吐き気に効果があるとされる。
具体的な対策は過去の記事でもご紹介しています💁♀️
船酔い対策におすすめ!おやつ・飲み物
実は、ちょっとした食べ物や飲み物も、船酔い対策のサポートになることがあります💁♀️
飴・チョコレートは、手軽に口にできて、エネルギー補給と体調の安定に役立ちます。移動中でもさっと取り出しやすいのがポイントです。
梅干し・干し梅は、唾液の分泌を促し、胃の不快感をやわらげる効果が期待できます。「ちょっと気持ち悪いかも…」と感じはじめたときに試してみてください。
飲み物では、炭酸水が胃の不快感を軽減し、リフレッシュ効果も期待できるとされています。お腹が落ち着かないときの心強い味方です。
船員さんに聞いてみた!リアルな船酔い対策
船員さんは船酔いとは無縁…と思いきや、ベテランの方でも若いころに船酔いを経験していることが多いようです。
そこで、実際に対策について聞いてみると、少し考えたあとに返ってきたのは──
「…梅干しを食べる!」
というシンプルな答えでした。前述したように、梅干しは唾液の分泌を促して胃の不快感をやわらげる効果が期待できます。
さらに、他の船員さんに尋ねると、学生時代の帆船実習のお話を聞かせてくれました。
宮崎から大阪へ向かう航海中、強い北風の影響で船が大きく揺れを経験したそうです。帆船は風の影響を受けやすく、揺れも大きくなりがち。
そんな過酷な環境の中でうまれた対策は、「三半規管を壊して、慣らす!」という、なんとも現場らしいもの。
毎日船に乗り続けることで体が徐々に慣れていくというのは、船員さんならではの実感のようです。また、「これをやっているから大丈夫」という自己暗示も大切だと話してくれました。
日々海に向き合っている船員さんたちの言葉には、思わず納得してしまう説得力がありました😀
おわりに
船酔いは、体の感覚がうまく噛み合わないときに起こる自然な反応です。でも、ちょっとした準備や工夫で、快適さは大きく変わることがあります。
ゴールデンウィークのお出かけが、楽しく快適な時間になりますように!
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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