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船の色には理由がある?黒・白・赤・グレー…船長に聞いた船の色の秘密
いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。
先日、ドックから下架したブルーライトに乗っていたときのこと。船長が「船って、色にもちゃんと理由があるんだよ。」と教えてくれました。
言われてみると、港には黒い船や白い船、オレンジ色のラインが入った船、そして海上自衛隊のグレーの船など、さまざまな色の船が行き交っています。
それらの色が持つ意味を、今回のブログでご紹介します。
黒い船が多いのはなぜ?
港で見かける船は、黒い船体が多いことに気づきます。
船長によると、黒は見た目だけでなく、実用面で選ばれることが多いそうです。
黒い船体は太陽の熱を吸収し、表面が熱くなるため、虫や貝が付きにくいと言われています。また、岸壁のタイヤに擦れて付く黒い汚れが目立ちにくいため、日々メンテナンスを行う船には都合の良い色なのだそうです。
「かっこいいから黒」ではなく、毎日働く船ならではの理由がありました。
白い船は見つけやすい色
一方で、交通船や旅客船などでは白い船体もよく見かけます。
青い海では遠くからでも見つけやすく、視認性の高さから採用されることが多い色です。
ただし、霧が発生すると周囲の景色と同化しやすくなるため、天候によって見え方が変わる一面もあるそうです。
外国船に多いオレンジ色のライン
大型の外国船のなかには、ブリッジ(船橋)の周りにオレンジ色のラインが入っている船が多いそうです。
これは視認性を高めるために採用されることが多く、遠くからでもブリッジの位置が分かりやすくなる工夫の一つです。
オレンジ色は遠くからでも目立ちやすく、視認性に優れています。そのため、ライフジャケットや救命浮環など、人命を守る救命設備にも多く使われている色です。
船底が赤いのにも理由がある
ドックに入った船を見ると、船底が赤いことに気づく方も多いかもしれません。
この赤い塗料は、フジツボや海藻などが付着するのを防ぐ「船底防汚塗料」に使われることが多い色です。
昔は酸化銅を含む塗料が広く使われ、その色合いから赤茶色の船底が一般的になりました。現在ではさまざまな色の防汚塗料がありますが、「船底は赤」というイメージは今でも広く残っています。
普段は海の中に隠れているため、ドックに入ったときだけ見られる特別な景色です。
ドックでは、船底の点検や塗装など、さまざまなメンテナンスが行われています。ドックについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
グレーは海上自衛隊の船の色
海上自衛隊の艦艇といえば、グレーの船体を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
このグレーは、海や空、曇り空の景色に溶け込みやすく、遠くから船の輪郭を分かりにくくするために採用されています。
「かっこいい色」だからではなく、任務を遂行するために選ばれた色なのです。
▲出典:海上自衛隊ホームページ
おわりに
港に並ぶ船を見ていると、会社ごとのデザインの違いに目がいきがちですが、一つひとつの色にも、それぞれ役割や理由があります。
次に港へ行く機会があったら、「どうしてこの船はこの色なんだろう?」と少しだけ想像しながら眺めてみると、今までとは違った発見があるかもしれません。
ちなみに、会社ごとの違いといえば、船の「煙突(ファンネル)」にも注目です。実は、ファンネルに描かれたマークや色には、その会社を表すデザインが採用されており、船の個性のひとつになっています。
こちらの記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
▶船の煙突】ファンネルの進化〜タイタニック号の煙突は〇〇だった?〜
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。





