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【砕氷艦しらせ乗船記#3】船の挨拶 国際信号旗とは?南極での接岸ってどうするの?南極へ行く船員さんに色々聞いちゃいました!

はじめに


いつもポートサービスのブログを読んでくださりありがとうございます。前回までの砕氷艦しらせの乗船記では海上自衛隊の艦めしや砕氷艦しらせの艦名の由来などをお伝えしました。

YouTubeではポートサービスだからこそ聞けた裏話を公開中ですので、ブログと併せてお楽しみください。今回は国際信号旗南極での接岸ってどうするの?などなど、南極へ向かう船員さんに直接聞いたお話を紹介します。


船の挨拶 国際信号旗とは?


以前のブログでも紹介したことがある国際信号旗。まずはおさらいからどうぞ☟

国際信号旗は、海上において船舶間での通信に利用される世界共通の旗です。国際信号旗はアルファベットの文字旗26枚、数字旗10枚、代表旗3枚、回答旗1枚の合計40枚で構成されています。その使い方は国際信号書で定められており、国際信号旗による信号を旗旒信号と呼びます。

▼こんなに旗が並んでいるのを見るのは初めてで、興奮しました
しらせ 旗

ちょうど掲揚していたのは、アンサー旗と呼ばれる赤と白の旗。左側の岸壁で旗を振って見送ってくれている方に対して、『ありがとうございます』という気持ちを込めて旗を掲げているところでした。
掲揚中の旗 しらせ
よく見ると、2枚の旗が上がっています。そのうちの左側にある赤と白の格子模様の旗は、ユニフォーム旗(赤と白の格子柄=アルファベット旗のU)と呼ばれます。
船の出港時、船員さんが配置に付いたときに半分まで掲揚され、出港後、係留索を離したときに完全に掲揚されるそうです。

▼質問に丁寧に答えてくださったおかげで、旗を降ろすタイミングを失うというハプニングも💦船員さん しらせ 旗
当日は体験乗船ということで、一般の方が多く乗られていました。お忙しい中、質問にハキハキと答えてくださる船員さんの姿がとても印象的でした😊


氷を割って南極の海を進むパワフルな船『砕氷艦しらせ』


砕氷艦しらせは、その名の通り、氷を砕いて海を進みます。では、どうやって氷を砕くと思いますか?そんな質問もぶつけてみました。
しらせ 融水散水装置出典:海上自衛隊 ホームページ

船員さんの答えは硬い氷にぶつかって、船が進まなくなってしまったら、一旦後進を掛けて、前進する。そして、氷に乗り上げて、前へ前へと進んでいくだそうです。
つまり、パワーで突き進む!というワケ。船員さんのお話だと、『1日にほとんど進まない日もある』『ジェットコースターを昇っているときくらいの振動』だそうです。

南極での接岸はどうするの?



さて、ポートサービスは大型船の離着岸のサポートも行っています。そこで、ふと思ったのが『南極での接岸ってどうするんだろう…?』ということ。つなとり▲つなとりはこちらの動画でも見られます
南極という過酷な環境だと、ビットなどの係留設備があるわけではなさそうですよね。
せっかくなのでしらせに乗船されている船員さんに聞いてみたところ、

船ごと氷の大地に突き刺さり、少し安定した状態で係留を担当する船員さんが氷上に降りて、アイスアンカーと呼ばれる器具を固定する…だそうです。

キャンプをやっているとテントを固定させるためのペグが雪原用だったり、砂地用だったりしますよね。そんなイメージかな?

アイスアンカーで固定したあとも、通常の港のように安定している状態ではありません。実際、これまでにも氷にアンカーを下ろした後に船が動いてしまったこともあるそうです😱

おわりに



砕氷艦しらせに体験乗船させて頂いた際の動画はYouTubeでご覧いただけます。裏話が満載なのでぜひ見てみてくださいね🎵今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。次のブログもお楽しみに。

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