ポンツーンとは?浮桟橋のしくみと横浜の実例を紹介

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ポンツーンとは?船乗りの足元を支える「浮桟橋」のしくみ


いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。港や海辺を歩いていると、水面に浮かんだ桟橋を見かけることがあります。あの揺れる足場、実はポンツーン(浮桟橋)と呼ばれる港湾設備なんです。ポートサービスの船も、毎日このポンツーンから出航しています。今回は、普段何気なく歩いている「浮く桟橋」のしくみや魅力をご紹介します。


大桟橋営業所

ポンツーンとは?


ポンツーンとは、水上に浮かべた平底の箱舟(フロート)を連結してつくる浮桟橋のことです。英語の「pontoon」がそのまま日本語として定着しました。素材は鉄やFRP(繊維強化プラスチック)、鉄筋コンクリートなどさまざまで、用途や設置場所に応じて使い分けられています。


地面に固定された普通の桟橋とは違い、ポンツーンは水面と一緒に上下するのが最大の特徴です。


なぜ浮いている必要があるの?


港では潮の満ち引きによって水面の高さが常に変わります。横浜港でも、干満の差はおよそ1.5〜2メートルほどあります。


もし桟橋が地面に固定されていると、干潮時には船と桟橋の間に大きな段差ができてしまい、乗り降りが危険になります。逆に満潮時には桟橋が水に浸かってしまうことも。


ポンツーンなら水面と一緒に上下するので、潮位に関係なく、船との高さがほぼ一定に保たれます。これが、乗り降りの安全を守るうえで重要なポイントになります。


象の鼻ポンツーン▲象の鼻パークのポンツーン

ポンツーンはどうやって固定しているの?


「浮いている」といっても、自由に流されてしまっては困りますよね。ポンツーンにはいくつかの固定方法があります。


杭(くい)で固定する方法


海底に長い杭を打ち込み、ポンツーンがその杭に沿って上下にスライドする方式です。ポートサービスの船が係留されている象の鼻パークのポンツーンも、この杭式を採用しています。水深が比較的浅く、波が穏やかな港湾に適しています。


チェーンやアンカーで固定する方法


海底に沈めたアンカー(錨)からチェーンでポンツーンをつなぐ方式です。水深が深い場所や、設置・撤去を柔軟に行いたい場合に使われます。


※アンカーのしくみについては過去のブログでも紹介しています。



横浜で会えるポンツーンたち


実は横浜には、身近なところにポンツーンがいくつもあります。


ぷかりさん橋(みなとみらい)


インターコンチネンタルホテルの海側にある、みなとみらいのシンボル的な桟橋です。正式名称は「みなとみらいさん橋」ですが、浮体式であることから公募で「ぷかり」という愛称がつけられました。


注目すべきは、桟橋だけでなく中央の待合室の建物ごと海に浮いているという点。法律上は「船舶(係留船・非自航船)」として登録されており、船名は「海上旅客ターミナル」なんだとか。建物なのに船舶という、なんとも不思議な存在です。


ぷかり桟橋

横浜ベイサイドマリーナ(金沢区)


約1,400隻のボートやヨットが係留できる国内最大級のマリーナです。ここでは船の係留用にアルミ製のポンツーンが使われています。三井アウトレットパークに隣接しているので、お買い物のついでに桟橋を眺めてみるのもおすすめです。



象の鼻パーク(中区)


そして、ポートサービスの船も毎日発着している象の鼻パークのポンツーンです。数十年にわたって使われてきたポンツーンは2022年に改修を迎え、現在は新しいポンツーンが活躍しています。横浜港の歴史とともに歩んできた、私たちにとっていちばん身近なポンツーンです。



おわりに


港や海辺を歩くとき、足元に注目してみてください。揺れる桟橋を見つけたら、それがポンツーンです。潮の満ち引きに合わせて上下しながら、船と人をつないでくれています。


横浜にお越しの際は、象の鼻パークから出航するポートサービスの船も眺めてみてください😊
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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参考文献
 


ポンツーン - Wikipedia

ぷかりさん橋 - Wikipedia

浮桟橋(ポンツーン・浮き桟橋) | ヤマハ発動機




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