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錨は船を止めるだけじゃない?大型船の接岸作業に密着!


いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。

今回は、横浜港に入出港する貨物船の接岸作業をもとに、錨の役割をご紹介します。

錨というと、船を海上の同じ場所にとどめておくためのもの、というイメージがあるかもしれません。ところが、船の動きを調整するために活用されることもあるんです。

実際の接岸作業を追いながら、錨の意外な役割を見ていきましょう。

錨の役割は、船を止めるだけじゃない?


錨の基本的な役割は、海底に引っ掛けることで、船が流されないようにすることです。

しかし、錨の役割はそれだけではありません。状況によっては、船が進む勢いを抑えたり、船の向きを変える動きを助けたりすることもあります。

下の写真では、接岸作業中の本船から、右舷側の錨が下ろされています。


錨

▲ 右舷側の錨を下ろした本船


このあと、反対側にあたる左舷船尾を岸壁へ寄せていきます。

錨が海底に効くことで船首側の動きが制約され、船体の向きを調整する際の支えとなります。

それでは、実際の接岸作業を追いながら見ていきましょう。


風の影響を受けながらの操船


この日は、風が少し強い状況でした。

大きな船体は風を受けるため、風向きや強さによって位置や向きが変わることがあります。

今回の作業でも、左舷が岸壁に着くように寄せようとしますが、風の影響もあり、思うように進みません。


船尾

▲ 本船の船尾を岸壁側へ向けていく作業が始まる


そこで、エンジンを使って船の動きを調整していきます。


前進

▲ エンジンをかけ、船尾を岸壁側へ寄せていく


船首側の錨が海底に効いている状態でエンジンを使い、船体の向きを調整すると、船尾がぐいぐいと岸壁側へ動き始めます。

錨で船首側の動きをコントロールしながら、エンジンも使って船尾を寄せていく──

今回の動画では、こうした接岸作業の一連の動きをご覧いただけます。



船を岸壁につなぎ留める係留ロープにも、それぞれ役割があります。詳しくは『係留ロープの役割』をご覧ください。


おわりに


船をその場にとどめておくための道具というイメージが強い「錨」。

今回ご紹介した接岸作業では、錨が船首側の動きを制約し、エンジンや係留ロープとともに船の動きを調整する役割を担っていました。

港で船を見かけたときは、錨や係留ロープにも注目してみると、いつもとは少し違った発見があるかもしれません👀

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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