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[横浜の通船・ラインボート ]

2026年07月28日

船のドックとは?交通船が海から陸へ上がる仕組みを写真で解説


いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。

車に車検があるように、船にも定期的な点検・整備が欠かせません。

今回は、交通船「ブルーライト」が約3週間のドック(入渠)を終えるまでの様子をご紹介します。

普段はなかなか見ることのできないドック作業を、写真とともにお届けします。

ブル

ドックとは?


ドックとは、船の健康診断のようなものです。
船は普段、水中にある船底を点検することができません。


そのため定期的に船を陸へ上げ、


  • ✅ 船底の清掃
  • ✅ 舵やプロペラの点検
  • ✅ 船底塗装
  • ✅ 部品交換

などを行います。

安全な運航を続けるために欠かせない、大切なメンテナンスです。


横浜から三浦へ。ドックへの回航


今回、ブルーライトは横浜港から三浦市の脇野造船所に入渠することになりました。

普段とは異なる海域を航行するため、出航前には電子海図で航路を確認。安全なルートを確認してから出航しました。


電子海図

▲ 電子海図で航路を確認してから出航します。


道中では大型船や自衛艦とも行き交いました。

大型船が通過したあとは引き波が発生するため、安全な距離を保ちながら慎重に航行します。

観音埼灯台や城ヶ島大橋を通過すると、目的地はもうすぐです。


しらはま丸

▲ 久里浜と金谷を結ぶ「東京湾フェリー」とすれ違う。


船はどうやって陸へ上がる?


造船所へ到着すると、いよいよ上架作業が始まります。

まずは船底へ専用のベルトを通し、船体のバランスを確認します。


その後、門型クレーンで船体をゆっくりと吊り上げ、慎重に位置を調整しながら陸上へ移動します。

陸へ運ばれた船は船台やスタンドでしっかり固定され、本格的な整備が始まります。


門型クレーン

▲ 門型クレーンで慎重に船を吊り上げる。


レール

▲ さらに箱型の台車がレールの上を移動し、船は陸上へと移動。

約3週間の整備でこんなに変わりました!


上架牡蠣殻

▲ ビフォー


綺麗になった船底

▲ アフター


船底に付着していた牡蠣殻などはきれいに取り除かれました。

船底をきれいな状態に保つことは、航行性能や燃費の維持にもつながります。


また、船体を守る防舷材のタイヤも点検を実施。

一番負荷のかかる船首側にぐらつきが見つかったため、海へ戻す前にしっかり固定しました。


タイヤ補修

▲ 出航前に防舷材のタイヤも固定。



舵板あたらしい舵板

▲ 古い舵板(上)と新しく交換された舵板(下)


こちらは新しく交換された舵板です。

舵板は、船の進む方向を変えるための重要な部品です。


整備が終わり、横浜への道中で船長に感想を聞いたところ



「15ノットくらい出るようになった」

「舵も軽くなった感じがする」

と話してくれました。

ドック前は11〜12ノットほどで労るように航行していたため、より一層整備の効果を感じられたようです。




再び海へ。下架作業


整備を終えたブルーライトは、再び海へ戻ります。

門型クレーンで船を運び、船を載せた台車はワイヤーロープでゆっくりとレールの上を進みます。


浮かぶ  

少しずつ海へ入り、船体が浮かび始めると、いよいよ下架完了です。
 

造船所を出発 漁業が盛んな三浦では、漁具が多く仕掛けられています。そのため、造船所を出航する際にはそれらを避けながら慎重に航行しました。


ベイブリッジ

▲ 横浜ベイブリッジの下を通過して大さん橋へ戻ります。


帰路では、横浜ベイブリッジの下を通過。

ここは大型船も利用する横浜国際航路で、桁下は約55メートルあります。

約3週間ぶりに大さん橋営業所へ帰港し、ブルーライトは再び横浜港での運航を開始しました。


横浜へ帰桟

▲ 大桟橋営業所に戻ってきてホッと一安心。



おわりに


普段何気なく見かける船も、安全な運航を続けるために定期的な点検・整備を行っています。


今回は、ブルーライトの上架から下架まで、ドック作業の様子をご紹介しました。


YouTubeでは実際の作業の様子を動画でも公開しています。写真では伝わらない迫力や臨場感も、ぜひあわせてご覧ください。




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