[横浜の通船・ラインボート ]
2026年09月01日
【動画あり】岸壁まで届け!サンドレット投げは、思っていたより難しい
いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。
船を係留するために活躍しているつなとりボート。動画やこれまでのブログでも、本船から太いロープを受け取り、岸壁に渡す……というつなとりボートの役割をご紹介してきました。
しかし、ボートが入れないような場所だったら……?
今日はそんな難しい現場での作業の実例とともに、サンドレットによる係留の様子をご紹介します。
サンドレットとは?
サンドレットは、係留ロープを岸壁へ届けるために使う重りです。
船をつなぐ太いロープ(本索)は重く、人の手で岸まで投げることはできません。
そこで、細いロープの先に重りを付けて投げ、岸壁にいる人に手繰り寄せてもらいます。
その細いロープをたぐり寄せて、太いロープが岸へ渡っていく——という仕組みです。
今回の現場は、岸壁の手前まで浅瀬
今回向かったのは、岸壁のすぐ近くまで浅瀬が広がっている場所です。岩が見えるほど水深の浅いところもありました。
そのため、つなとりボートはいつものように岸壁近くまで近づくことができません。
そこで登場するのが、サンドレットです。近づけないなら、投げて届ける──
これがなかなか難しい作業です。
投げてみると、これが難しい

▲ 本船から出てきた2本のロープを受け取る。
細いロープの先端についているのは、ゴム製の重り。
このサンドレットを本船から受け取った係留ロープにくくり付けて、岸壁へ投げ渡します。
▲ 揺れる足場の上から、岸壁をめがけて投げる。この結果は動画をご覧ください☺️
うまくいかなかったときは、サンドレットを回収し、係留ロープも本船に巻き取ってもらって、また最初からやり直しです。
本船のように広いスペースがあれば、ロープを大きく振り回して勢いをつけられます。
ところが、つなとりボートの上には振り回すスペースがありません。足元も波で揺れています。
そのため、見ため以上に難しい作業です。

▲ 無事に岸壁に渡されたロープがピンと張られていく
おわりに
今回は普段のつなとり作業とは少し違う、サンドレットを使った係留の様子をご紹介しました。
サンドレットを投げる瞬間の緊張感は、やはり動画の方が伝わります。ぜひあわせてご覧ください。
ところで、なぜ「サンドレット」という名前なのでしょうか。次回は、この道具そのものを掘り下げてみたいと思います。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。






