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【小型船舶】マスト灯の修繕で安全性向上|ブルーライト3号 メンテナンスの記録

はじめに


いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。

昨年から続けられているブルーライト3号のメンテナンス作業。今回は、その中からマスト灯の修繕作業についてご紹介します。一見すると気づきにくい整備ですが、日々の安全運航に欠かせない大切な工程です。
塗装剥離

マスト灯のグラつきを修復


この日の作業は、デッキの手すりの塗装修繕マスト灯の補修など、細かな部分が中心でした。
普段の業務の合間を縫って、手際よく作業が進められていきます。
錆止め▲手すりの修繕作業。錆止めの塗装は大胆かつ手際よく。

マスト灯は、船にとってなくてはならない設備のひとつ。
夜間には、自船の位置を周囲の船に知らせる重要な役割を担っています。

船の灯火については、『船の灯火の種類を解説!夜の海で赤・緑・白の光が示す意味とは』でも詳しくご紹介していますので、併せてご覧ください。


昭和57年に建造されたブルーライト3号は御年43歳。
経年による影響か、マスト灯の木製土台部分にグラつきが見られる状態でした。

また、わずかに上の方を向いていることも確認されました。


添木▲船長が指差しているところが添木。使わない木材を再利用しているとことろも◎💯

そこで、根本の金具に添木を入れて角度を調整。マスト灯が正しい向きを保てるよう修繕しました。

マスト灯は、点灯していれば良いわけではありません。
正しい位置・正しい角度で取り付けられていることが、安全運航には重要です。

マスト灯立つ

マストを倒せる理由とは


続いて、マスト灯を一部カットし、前方向にフラットに倒せる構造へと変更しました。

同型船の「鳥海」は、もともとマストを倒せる構造になっています。その理由を船長に尋ねると、「つなとり作業で、ロープの下をくぐる必要があるときのため」とのこと。

ロープの下をくぐる作業は、非常に危険が伴います。万が一引っかかれば、転覆につながる恐れも。
そのため、係留ロープを多く取る必要がある現場や、本船と岸壁の間に入って作業をする「つなとり」の現場では、高さの低い船が必要とされます。

今回、ブルーライト3号のマスト灯も倒せる構造になったことで、対応できる現場の幅がさらに広がりました。

つなとりに関しては、『港で活躍する“はたらく船”とは?通船・つなとり・警戒船の役割を解説』
でも詳しくご紹介していますので、併せてご覧ください。


▲こちらの動画では大型船の係留ロープの下をくぐる「つなとり」の様子をご覧いただけます。

おわりに


今回のマスト灯修繕は、小さな整備ではありますが、現場での安全性を高めるための大切な取り組みのひとつです。こうした日々の積み重ねが、安全で確実な運航につながっています。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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