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2022年05月16日 [船の豆知識]

船を数えたら歴史が見えてきた?!#2 源平盛衰記 編

前回のブログでは黒船の数え方…もとい、船の数え方をテーマにお話してきました。船を数えてみたら、横浜とゆかりのあるあの船が見えてきましたね😃
今回はお伝えしきれなかった艇(てい) 、 艦(かん)、船(せん) 、 葉(よう) 、 本(ほん) 、帆(はん・ほ)のお話です。


なんて数える?
絵日記でも書きたくなるような、こちらのヨット。どんな風に数えるのでしょうか?
ヨット
このような帆掛け船は帆(はん・ほ)と数え、文字の通り帆を張った状態を表しています。


歴史に登場する船は?
現在では大型船に使われることの多い隻(せき)。現代のような大型船がなかった古代においても使われていたことが古い文献にも残っています。
一方で船に関する記述が多く登場する「源平盛衰記」では隻(せき)の記載はなく、艘(そう)が47箇所、葉(よう)が3箇所となっています。※応保年間からの20年余りの源氏、平家の盛衰興亡を描いた。

現在では艘(そう)は一般的なボートに、艇(てい)は競技用のボートなどに使われることが多いそうです。競技用ボート
また、葉(よう)は小舟を表す文学的表現として現在でも使われています。葉(よう)は水面に浮かぶ木の葉に喩えた表現で、わたしは雰囲気があって一番好きな数え方です🍃
小舟


船好きの中でもファンが多い軍艦や護衛艦。数え方の単位として使われる艦(かん)は、「いくさぶね(軍船)」の意味があります。これはわかりやすいですね。
護衛艦
そして、ポートサービスの船長さんがよく使うと話してくれた杯・盃(はい)についての補足です。杯・盃(はい)は業界用語的に使われる他、かつお船などの漁に出る船、伝馬船、競技用ヨット、タンカーなど、幅広く使われています。※伝馬船(てんません):木造の小型和船のこと
どちらかというと、特殊な船に使われることが多いようです。この数え方、船よりもお酒をイメージしてしまうのは私だけでしょうか😁

伝馬船

おわりに

船の数え方を調べたら、歴史も文学も業界用語も見えてきましたね😊

ポートサービスでは現在11隻の交通船が活躍しており、通船と繋離船と警戒船、ボートに関わる業務を行っています。2基掛けエンジンの作業船は7隻のご用意があり、荒天時やお急ぎの際もご対応いたします🛳💁‍♀️🛳

最後まで読んでくださってありがとうございました。今回の記事を読んで、少しでも船に興味を持ってもらえたら幸いです。
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参考文献
【みんなの知識 ちょっと便利帳】ものの数え方・助数詞 /《 コラム - ちょっと知識 》種類による船の数え方

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